Rewind watch screw 🕰

先日Instagramに、遠く北海道の
cafeを営む女性からのフォロー申請があった。
ウチのcafeのお客様になる事も無いだろうとフォローバックをしないでいたが、
ご自分のお店で楽しそうに働かれている様子が伺われるその女性は多分同世代と思われて、しかしなんとも美しく、
それでいてなんだか懐かしい雰囲気を併せ持っていたので、
何故だか惹き込まれ、彼女のpostを暫く拝見させていただくと…

DMの方に
『ミカです!
チロルちゃんですよね!?』という
メッセージが入って来た。
(・・?)(・・?)(=゚ω゚)ノ

ミカちゃん!?!?
それは私が卒業を待たずに転校
してしまった小学校の時の大親友
ミカちゃんだった。
実は先日来店してくれた幼馴染から
リレー方式に繋がり、疎遠になってしまっていた大親友に、ついに繋がっていたのだ(T_T)(T_T)
物凄い勢いで 脳内にflashbackした。

家庭の事情で引っ越ししなければいけなくなった私は、同級生に別れを告げ、大好きだった親友に放課後改めて挨拶をしようと思い
『ミカ、あのね…』と声をかけると
ミカちゃんは私に封筒に入った手紙を突きつけて、何も言わずに踵を返して走り去ってしまったのだ。
私は呆然として彼女のランドセルが小さくなっていくのを見つめているしか出来なかった。

家に帰り、ミカちゃんからの手紙を広げると、彼女の丁寧な字で
『サヨナラを言うのは辛すぎるから、
お手紙にしました。
チロルちゃんのいない中学に行くのは寂しすぎるよ…
でも、お互いに頑張ろうね』

私はその時になって、初めて号泣したのだ。

親友から最高の手紙を貰ったのにも関わらず、当時の私には、やはり辛すぎて、親友にきちんと気持ちを伝える勇気が無く、そのまま引っ越してしまったのだ。

最初は後悔を感じていたものの、新しい生活、友人との出会い慣れるのに必死で、いつしか大切な親友のことも遠い記憶になってしまっていた。

さて、慌ててフォローバックして
返事を返していると、なんだかお互い焦ったくなり、LINE電話を繋げる事にした。

そして、ビデオ電話を繋げると
すっかり大人の美しい女性になった彼女は、でも懐かしい声は変わっていなかった。

その日埼玉は、初夏のように暖かい夜だったのに、やはりあちらは北海道、仕事帰りの車に乗った彼女はダウンジャケットを着込んでいた。
『私たち、こんな未来の時代に生きているんだね!』
私は思わずそんな事を言っていた。

懐かしくて、嬉しくて、沢山話したかったのだが、彼女が仕事帰りという事もあり、時間をかけてまたゆっくり語ろうよという事になった。
電話を切った途端、涙が溢れ出て来た。
なんだか嬉しいだけでは無く、後悔の涙も感じていた。

きっと私が前を向けるように、彼女が
書いてくれた手紙のお陰で、私は間違いなく新しい生活を送れていた。
しかし、今になって親友のその先の学生時代の姿、就職した姿、花嫁姿、リアルタイムで観たかったなぁと思ったら蓋をしていた思いが涙とともに溢れ出し、急に切なくて仕方がなくなった…
多分、生まれた時にはすでに、簡単にデジタルに繋がれる時代の若者達にこんな事を言っては煙たがれるだろうが、でも、敢えて言いたい。

大好きな友には、大好きだよと伝えた方がいいよ

そして、自分を大切に思ってくれている友も、やっぱり大切にしてほしい
まだお互い長生き出来ているから、幼馴染と、これからゆっくりアルバムを開いて語る時間を持とうと思うけど、是非チロルおばちゃんのように後悔しないでね☺︎

Cafe CO.8

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